
田中さん、「鬼滅の刃」に出てくる水の呼吸ってご存じですか?
炭治郎や冨岡さんが使ってる、あの剣術のことです。

うーん…名前は聞いたことあるけど、詳しくは分からないわね。
それって何種類くらいあるの?

全部で11の型があります!
それぞれ動きや意味がちがってて、ほんまおもしろいんですよ。

へえ〜、そんなにあるのね。
たとえばどんな技が有名なの?

一番知られてるのは壱ノ型「水面斬り」やと思います。
でも僕的には、冨岡さんだけが使える拾壱ノ型「凪」がシブくて好きなんです!

なるほどね〜、たしかに名前からしてかっこいいわね。
ちょっと興味わいてきたかも…
鬼滅の刃 水の呼吸とは?
水の呼吸って何のための技?
水の呼吸とは、「鬼滅の刃」に登場する剣士たちが使う斬撃の型(かた)のひとつです。
この技は、水の流れのようにしなやかで美しい動きが特徴で、攻めにも守りにも優れています。
なぜこの技が必要なのかというと、鬼と戦うには、人間の力だけでは足りないからです。
呼吸法を使うことで、ふつうの人よりも筋肉の力や反応の速さを何倍にも高めることができます。
特に水の呼吸は、流れるような連続攻撃や相手の動きを見て受け流すような戦い方が得意です。
たとえば、硬い相手には「ねじれ渦」、すばやい鬼には「流流舞い」のように使い分けができます。
水の呼吸はこんな方に向いています。
- バランスのいい戦い方をしたい人
- 技の形がきれいなものが好きな人
- 体の力よりも流れを重視する人
つまり水の呼吸とは、「やわらかくて強い」そんな技なのです。
鬼との戦いで生き残るための、大切な力になっているのは間違いありません。
どんな剣士が使ってるの?
水の呼吸を使う代表的な剣士は竈門炭治郎(かまどたんじろう)と冨岡義勇(とみおかぎゆう)のふたりです。
どちらも鬼殺隊の中でも特に強い隊士で、水の呼吸を武器に多くの鬼と戦ってきました。
まず炭治郎は、物語の序盤で鱗滝さん(うろこだきさこんじ)から水の呼吸を教わりました。
彼はまじめでコツコツと努力する性格で、水の呼吸の基本をしっかり身につけた使い手
一方で冨岡義勇は、水の呼吸の柱(はしら)として最前線で戦う存在です。
彼だけが使える「拾壱ノ型・凪(なぎ)」という特別な技を持っており、敵の攻撃を無効化する力があります。
また、水の呼吸を覚えることで、剣士としての土台を作ることもできるとされています。
ほかの呼吸(たとえば雷や炎)に比べて、動きにムダがなく、体への負担も少ないため、初心者にも向いています。
まとめると、水の呼吸は多くの剣士たちが通る「基礎であり究極の型」なんです。
その技を使いこなすには、ただ力まかせに振るうだけではなく、心と体のバランスが必要になります。
鬼滅の刃 水の呼吸一覧11型紹介
壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)
壱ノ型「水面斬り」は、水の呼吸の基本となる型で、刀を横にスパッとふるう技です。
この技のよいところは、とにかくシンプルで使いやすいという点にあります。
たとえば、
- 開幕の一撃として使いたいとき
- 正面から真っすぐ斬りたいとき
- 動きにムダがない技を選びたいとき
水の呼吸の入り口として使われるこの型は、呼吸と刀のタイミングを体で覚えるうえでも大切な技だと感じております。
弐ノ型 水車(みずぐるま)
弐ノ型「水車」は、刀をぐるりと回転させて上からたたきつけるように斬る技です。
名前のとおり、水車がまわるような動きで高い位置にいる敵に対して効果を発揮します。
さらにこの型には、
- 回転による勢いで攻撃を強められる
- 盾のように攻撃を受け流す使い方もできる
という特長もございます。
攻撃のリズムを作る型として、水の呼吸の中でも中盤以降の流れにうまくつなげやすい型です。
参ノ型 流流舞い(りゅうりゅうまい)
参ノ型「流流舞い」は、その名のとおり水のように流れる動きが特徴の技です。
この型のすごいところは、攻撃しながら相手の攻撃をよけられるところにあります。
たとえば、
- せまい場所での戦い
- 複数の敵がいる場面
- スピード勝負の勝負どころ
に向いている型です。
炭治郎もよく使っており、守りと攻めを同時にこなす器用な型として覚えておくと良いと思います。
肆ノ型 打ち潮(うちしお)
肆ノ型「打ち潮」は、波のように連続で攻撃をくり出す型です。
動きがうねるように見えるため、敵にとっては動きを読むのがむずかしい技と言えるでしょう。
この型の強みは、
- 重ねるごとにダメージが通りやすくなる
- 相手に休むすきを与えない
という点にあります。
私個人としては、手数で圧倒したい方にぴったりの型だと感じております。
伍ノ型 干天の慈雨(かんてんのじう)
伍ノ型「干天の慈雨」は、水の呼吸の中でも特別な意味をもつ型です。
この技は、戦う意思を失った鬼をやさしく斬るときに使われます。
つまり、「勝つ」ための攻撃ではなく、
- 苦しみを終わらせる
- せめてもの思いやりを届ける
ための一太刀なんです。
炭治郎が悲しみを背負った鬼に向けてこの型を使ったシーンは、今でも心に残っております。
強さとやさしさをあわせ持つ、まさに“慈雨”の名にふさわしい技です。
陸ノ型 ねじれ渦(うず)
陸ノ型「ねじれ渦」は、体を回転させながら敵を巻き込んで斬る技です。
この型のすごいところは、水中やせまい場所でも威力が落ちにくい点にあります。
たとえば、
- 水中戦で身動きがとりにくいとき
- まわりを敵に囲まれたとき
にぴったりの型です。
自分が水流そのものになったような動きは見た目も派手で、戦況を大きく変える力を持っております。
漆ノ型 雫波紋突き(しずくはもんづき)
漆ノ型「雫波紋突き」は、水の呼吸の中でもっとも速い一突きをくり出す型です。
この型は、動きがシンプルなぶん、すばやさと正確さがとても大事になります。
たとえば、
- 動きの速い鬼を止めたいとき
- すき間や急所を正確に突きたい場面
で活躍します。
見た目は地味ですが、一撃の力が強いため、短期決戦にも向いている型だと感じております。
捌ノ型 滝壺(たきつぼ)
捌ノ型「滝壺」は、刀を真上からふりおろす強力な一撃です。
高いところから水が落ちる「滝」のように、勢いよく相手をたたきます。
この型が向いているのは、
- 大きな体の鬼
- 地面に近い相手
- 動きがにぶい敵
といった状況です。
パワー勝負で一気に勝負を決めたいときに頼れる型として覚えておくと便利です。
玖ノ型 水流飛沫・乱(すいりゅうしぶき・らん)
玖ノ型「水流飛沫・乱」は、すばやい動きで敵をかく乱する型です。
この技の特長は、足場が悪くても動きのスピードを落とさず戦えることにあります。
たとえば、
- ぬかるんだ地面
- 岩や段差が多い場所
でもしっかりと動けるのが、この型の強みです。
連続攻撃につなげたいときや、軽やかな戦い方をしたい方に向いていると思います。
拾ノ型 生生流転(せいせいるてん)
拾ノ型「生生流転」は、水流の回転で力をどんどん強めていく型です。
刀をまわしながら動くことで、最初よりも後半のほうが威力が高まります。
この型は、
- 長期戦でじわじわ力をためたいとき
- 美しい動きで強い一撃を決めたいとき
に適しています。
水の呼吸の集大成とも言えるこの技は、まさに“しなやかさ”と“力強さ”の両立です。
拾壱ノ型 凪(なぎ)
拾壱ノ型「凪(なぎ)」は、冨岡義勇だけが使える特別な型です。
この型のすごさは、自分に向かってくる攻撃をすべて静かに消し去るところにあります。
つまり、「攻め」ではなく「静かに受けきる」ことで敵の力を止める技です。
この技を使えるのは、
- 高い集中力を持ち
- 冷静に状況を見きわめることができる
者だけです。
私は水の呼吸の中で最も奥深い技だと思っております。まさに“無の心”から生まれる一手です。
水の呼吸を使うキャラたち
冨岡義勇の戦い方と考え方
冨岡義勇(とみおかぎゆう)は、水の呼吸を極めた「水柱」として知られています。
彼の戦い方のいちばんの特長は、ぶれない心と冷静な判断力です。
水の呼吸にはたくさんの型がありますが、義勇さんはその中でも唯一、拾壱ノ型「凪」という特別な技を使います。
これは敵の攻撃を一切受けず、まるで水面がピタリと止まったような状態を生み出す型です。
彼の戦い方を見ていて感じるのは、次のような姿勢です。
- 無駄な動きをしない
- 必要なときだけ確実に斬る
- 仲間を守るためなら命をかける
見た目はクールですが、内に強い思いやりを秘めた人です。
特に那田蜘蛛山の戦いでは、迷わず炭治郎と禰豆子を信じた判断が、物語を大きく動かしました。
静かで力強い戦い方を求める方にとって、義勇さんはまさに理想の剣士だと思います。
炭治郎の水の呼吸の使いこなし方
竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、もともと水の呼吸を学んで戦っていた主人公です。
彼の水の呼吸の使い方のポイントは、「まじめさ」と「努力の積み重ね」にあると思います。
炭治郎は、もともと剣の素質が高かったわけではありません。
ですが、鱗滝さんのもとでしっかりと修行を重ね、型を正しく丁寧に使う力を身につけていきました。
水の呼吸の中でも、彼がよく使った技には以下のようなものがあります。
- 壱ノ型「水面斬り」…開幕での先制攻撃
- 参ノ型「流流舞い」…連続技や回避との相性が良い
- 拾ノ型「生生流転」…戦いの終盤で決め技として使用
また、彼の特長は「呼吸に気持ちをのせる」ところにあります。
技の威力だけでなく、鬼の悲しみを理解した上で戦うやさしさも、戦いの強さに表れているのです。
炭治郎は途中から「ヒノカミ神楽」も使うようになりますが、水の呼吸があったからこそ新たな呼吸にもつなげられたのだと、私は思っております。
まとめ|鬼滅の刃 水の呼吸をふり返って
全部で何の型があるの?
水の呼吸には、全部で11の型(かた)が存在します。
この11型は、ひとつひとつがちゃんと意味を持っていて、それぞれ違う場面で力を発揮します。
たとえば、
- 正面から攻めたいなら「壱ノ型 水面斬り」
- スピード勝負なら「参ノ型 流流舞い」
- 力強さ重視なら「捌ノ型 滝壺」
というように、使い分けることが大切です。
さらに、冨岡義勇だけが使える「拾壱ノ型 凪」のように、特殊な型もあるのが水の呼吸の魅力です。
技の数が多いと難しく感じるかもしれませんが、それぞれの技にちゃんと意味があり、相手や状況に応じてぴったりの一手が選べるというのが、水の呼吸の奥深さやと思います。
どの技が人気?おすすめ?
水の呼吸の中でも、人気が高い技やおすすめの型はあります。
その理由は、見た目のかっこよさ、使うキャラの印象、そして場面ごとのインパクトなどがあるからです。
とくに人気があるのは、以下の3つです。
- 拾ノ型 生生流転:戦いが進むほど強くなる成長型。技の見た目も美しい。
- 拾壱ノ型 凪:冨岡義勇だけの特別な型。静かにすべてを無にする神秘さが人気。
- 参ノ型 流流舞い:炭治郎が何度も使っていて、スピード感と動きのキレが印象的。
また、初心者にもおすすめしやすいのは「壱ノ型 水面斬り」や「弐ノ型 水車」などの基本型です。
これらは技の流れが単純で覚えやすく、アニメでもよく登場するので親しみやすいかと思います。
どの型が一番かは人それぞれですが、「この技、かっこええな」「この場面で使ってたの印象に残ってるな」と思った技から覚えていくのがいちばん楽しい方法やと思います。

榊原くん、ありがとう。
水の呼吸って、思ってたよりずっと奥が深いのね

そうなんです!
型の数も多いし、それぞれに意味があるのが魅力なんですよ。

私は「干天の慈雨」が好きかも…。
やさしさがこもった技って、なんかいいわね。

ええ選び方ですね!
戦いの中に“思いやり”があるのが炭治郎らしいとこやと思います。

また別の呼吸の技も知りたくなってきたわ。
榊原くん、こんども教えてね。

まかしといてください!
今度は「雷の呼吸」も全部解説してみせます!