
田中さん、正直ええ年してアレですけど…
富岡義勇って、なんかズルないですか?

ふふ、静かで不器用で…でも気になる存在よね。
実はファンが多いの、納得しちゃうのよ

ぼく最初、「陰キャの水柱か〜」って思ってたんですけど…
アレ、知れば知るほどカッコええやつですやん!

強さも人気も“静かな魅力”が詰まってるのよね。
セリフ少ないのに、ちゃんと伝わってくるの。

いやホンマに…
義勇さんの“あのシーン”とか、胸にズシンと来ましたもん。

じゃあ今回は
「富岡義勇の人気の理由」を
がっつり見ていきましょうか♪
鬼滅の刃 柱 富岡義勇とは
水の呼吸を使う静かな柱
富岡義勇(とみおか ぎゆう)さんは、「水の呼吸」を使う鬼殺隊の柱のひとりです。
柱というのは、鬼殺隊の中でも特に実力が高い剣士のことを指します。
その中で義勇さんは、水の力を応用した剣技を使いこなし、「水柱(みずばしら)」と呼ばれています。
水の呼吸には以下のような型があります。
- 壱ノ型 水面斬り(すいめんぎり)
- 参ノ型 流流舞い(りゅうりゅうまい)
- 拾壱ノ型 凪(なぎ)※義勇さんだけが使える特別な型
まるで水が静かに流れるような動きで、敵にすき間なく切りこむ姿は、見ている人をひきつけます。
同じ水の呼吸を使う炭治郎と比べても、型の完成度や経験の差は明らかです。
無口で感情を表に出さないので冷たい人に見えることもありますが、実は仲間をとても大切にする人物なんですよ。
そこに気づくと、さらに義勇さんの魅力が深く感じられると思います。
なぜ一人でいることが多いのか
富岡義勇さんが一人でいることが多いのは、過去のつらい経験が関係しています。
とくに大きなきっかけは、「自分は柱になる資格がない」と感じていたことにあります。
その思いは、かつて親友だった錆兎(さびと)を失った出来事からきています。
義勇さんは、鬼との戦いで自分をかばって命を落とした錆兎に対し、強い後悔と罪悪感を抱えていたのです。
だからこそ、「自分だけが生き残ってしまった」と苦しみ、誰かと深く関わるのを避けるようになりました。
その気持ちが、「俺は嫌われてない」というちょっと不器用なセリフにも表れています。
でも、それは人が嫌いだからではなく、大切に思うほど傷つくのが怖いというやさしさの裏返しです。
一人で行動するのは、自分の感情を守るためでもあるんやと思います。
感情を多く語らないぶん、行動で気持ちを示すタイプなので、理解するほど心に残る人物です。
だからこそ、読者から長く愛されているんでしょうね。
鬼滅の刃 柱 富岡義勇が人気の理由
仲間想いな行動が胸を打つ
富岡義勇さんの人気の理由のひとつは、「言葉より行動で仲間を守る姿勢」にあると感じています。
口数は少ないのに、いざというときには迷わず体を張る姿は、本当に心を打たれます。
たとえば第一話で、鬼になった禰豆子(ねずこ)をかばう炭治郎に対して、
義勇さんは刀をおさめてふたりを助けてくれました。
あのとき、隊の掟(おきて)を守っていれば禰豆子はその場で斬られていたはずです。
それでも「信じる」ことを選んだあの判断こそが、義勇さんの本当の強さなんやと思います。
また、無限列車編でも煉獄さんの思いを受け継ぎ、誰よりも冷静に次の戦いに向かっていきました。
一見クールですが、その芯には熱い気持ちが流れている。
それが多くのファンに伝わるからこそ、静かな人気がずっと続いているのだと思います。
目立ったセリフや派手な技がなくても、義勇さんの行動は確かにまわりの人を守ってきました。
だからこそ、あの「無口で不器用な柱」が、見る人の心に長く残るのだとぼくは思っています。
「嫌われてない」セリフの裏側
義勇さんの代表的なセリフのひとつに、「俺は嫌われてない」という言葉があります。
この一言だけ聞くと、ちょっと空気の読めない人に見えるかもしれません。
でも、その裏には深い孤独と、本当はみんなと仲良くなりたい気持ちが隠れているんです。
この場面は、胡蝶しのぶさんとのやりとりで登場します。
彼女に「あなたはみんなに嫌われてますよ」と言われたとき、義勇さんは表情を変えずに「俺は嫌われてない」と返します。
ここで本当に伝えたかったのは、“自分を信じたい”という気持ちだったんじゃないかとぼくは思います。
また、このセリフのあとに周囲がざわつく様子から、義勇さんが普段どれだけ孤立していたかもわかります。
でも、それでも「自分は自分」と信じて前を向こうとする姿勢は、たしかにかっこいいです。
・人と違っても、自分の信じた道を歩く
・言いにくいことも、ぶれずに伝える
→ そんな義勇さんの姿に、「自分と少し似ている」と感じて勇気をもらった人も多いのではないでしょうか。
このセリフひとつに、義勇さんの不器用でやさしい性格がギュッとつまっている。
だからこそ、何度も思い出してしまう名シーンとして、心に残るのだと思います。
鬼滅の刃 柱 富岡義勇の名シーン
禰豆子と炭治郎を守った瞬間
富岡義勇さんと聞いて、ぼくがまず思い出すのが「第1話」のあのシーンです。
鬼になった妹・禰豆子を守ろうとする炭治郎に対して、
本来なら鬼殺隊として刀をふるうのが正しい行動やったと思います。
でも義勇さんは、その常識を自分の判断で越えました。
炭治郎の覚悟と、禰豆子の人間らしさを信じた義勇さんは、
刀をおさめてふたりを生かす道を選んだんです。
この瞬間から、物語のすべてが動き出したといっても言いすぎじゃありません。
しかもその行動は、義勇さん自身が「隊の掟に背く」ことを意味していました。
それでも迷わず助けたのは、彼の中にある“人を守る信念”が何より強かったからです。
アニメと原作では少しずつ演出も違いますが、
どちらもこの場面の重みと静かな決意がしっかり伝わってきます。
はじめて義勇さんが登場するシーンでありながら、
「ただの厳しい剣士じゃない」と印象づけられる名場面だと思います。
上弦との戦いで見せた覚悟
もうひとつ忘れられへんのが、上弦の参・猗窩座(あかざ)との戦いやと思います。
無限城の戦いでは、義勇さんと炭治郎が力を合わせて、あの強敵に立ち向かいました。
猗窩座は、煉獄さんを倒したほどの力を持つ鬼です。
そんな相手に対して、義勇さんは「自分が死んでも炭治郎を守る」という覚悟をにじませながら戦います。
特に心に残ったのが、義勇さんの「拾壱ノ型・凪(なぎ)」の場面です。
どんな攻撃も波を静めるように受け流し、冷静で研ぎ澄まされた戦い方が描かれていました。
派手な技ではないけれど、“命をかけた静けさ”に心を打たれた人も多かったんとちゃいますかね。
また、義勇さんは傷だらけになっても立ち上がり続けました。
その姿は、ただの強さや技ではなく、「想い」の力で体を動かしていたように見えました。
義勇さんのファンはもちろん、
炭治郎との絆の深さや、信頼の熱さに胸が熱くなる名シーンやと感じます。
鬼滅の刃 柱 富岡義勇の強さ
水の呼吸の型と技の魅力
富岡義勇さんの強さは、「水の呼吸」という流れるような剣技にあります。
この型は自然の動きを取り入れており、攻めと守りのバランスがとてもよく、安定した戦い方ができるのが特徴です。
ぼくがとくに感心したのは、すべての技に“無駄がない”こと。
水の呼吸は、華やかさでは「炎の呼吸」や「雷の呼吸」に劣るかもしれません。
でもそのぶん、相手の動きをよく見て、正確にとらえて仕留めるという職人のような戦い方なんです。
たとえば、こんな型があります。
- 壱ノ型 水面斬り…シンプルながら、斬れ味は抜群
- 弐ノ型 水車…回転しながら斬り上げる見た目もかっこいい技
- 参ノ型 流流舞い…水の流れに身をまかせて、攻撃をかわしつつ動く技
これらの型を見るだけでも、義勇さんがいかに体の動かし方や間合いにすぐれているかが伝わってきます。
強さの中に“美しさ”があるのも、水の呼吸の魅力やと思います。
義勇だけが使える「拾壱ノ型」
富岡義勇さんが「水の呼吸の柱」として特別である理由のひとつが、この「拾壱ノ型・凪(なぎ)」です。
これは義勇さん自身が生み出した独自の型で、他の誰も使うことができません。
この技は、相手の攻撃を受け流し、すべての衝撃を静かに“消す”というものです。
言葉にすると簡単そうですが、これを成立させるには…
- すべての動きを正確に読むこと
- 無駄な力を一切使わないこと
- 心の動揺を見せないこと
同じような例で言うと、「雷の呼吸 壱ノ型・霹靂一閃」はスピードで勝負する技ですが、
義勇さんの「凪」は、“受け止めて静かに制す”というまったく逆の考え方なんです。
ぼくは、この「凪」にこそ義勇さんの人柄があらわれていると思っています。
静かで冷静、でも内に秘めた強い想いを持つ彼だからこそ生まれた技なんじゃないでしょうか。
派手さはなくても、敵の攻撃を“止める”ということの重みを感じられる、まさに名技です。
鬼滅の刃 柱 富岡義勇の声優も話題
櫻井孝宏さんが声を担当
富岡義勇さんの声を演じているのは、声優の櫻井孝宏(さくらい たかひろ)さんです。
この配役が決まったとき、正直「さすがやな…」とぼくは思いました。
櫻井さんの声には、落ち着きと重みがあって、言葉が少ないキャラクターほど魅力が引き立つんです。
義勇さんのように静かで内に想いを秘めたタイプには、まさにぴったりやと思います。
ほかの作品では、
- 「コードギアス」枢木スザク
- 「呪術廻戦」夏油傑(げとう すぐる)
- 「ダイヤのA」御幸一也
それぞれまったく違うキャラでも、声だけでその人物の気持ちや空気を伝えられるのが、櫻井さんのすごいところやと思います。
義勇さんの「静かな存在感」がより深く感じられるのも、櫻井さんの声あってこそかもしれません。
落ち着いた声がキャラとぴったり
富岡義勇さんの声が印象に残るのは、セリフより「間(ま)」や「静けさ」にあると思います。
その空気をうまく活かしているのが、櫻井孝宏さんの落ち着いた声です。
たとえば、義勇さんが炭治郎に「俺は嫌われてない」と言う場面。
言葉だけ読むとちょっと不器用ですが、櫻井さんの抑えた語り口が「必死さ」や「さみしさ」まで伝えてくれるんですよね。
また、鬼との戦いでのセリフでは、大声で叫ぶというよりも
「静かに、でも強く伝える」タイプの演技が多く、感情の奥行きを感じさせてくれます。
声の調子や抑揚(よくよう)に頼ることなく、少ない言葉で心に響かせる演技は、本当にすごいです。
これは、長く声優を続けてきた経験と技術のたまものやと思います。
義勇さんという人物が「強いのにさみしそう」「冷たそうでやさしい」と感じられるのは、
その声に“感情が宿っている”からこそなんでしょうね。
鬼滅の刃 柱 富岡義勇はなぜ心に残る?
言葉より行動で語るキャラ性
富岡義勇さんが心に残る理由のひとつは、「言葉で説明しすぎない」ところにあると思います。
無口で淡々としているのに、なぜか気になってしまう存在なんです。
義勇さんはたくさんしゃべるタイプではありません。
でも、ここぞというときに行動で気持ちを伝えてくれるんです。たとえば──
- 禰豆子と炭治郎を助けた判断
- 煉獄さんの死を胸にしまって前を向いた姿
- 猗窩座との死闘でもあきらめなかった背中
そこが義勇さんのすごいところやと思います。
あえて言葉を少なくして、行動や目線、立ちふるまいで伝えるスタイルは、今のアニメではめずらしいかもしれません。
でもだからこそ、彼の一挙手一投足が「意味のある重み」を持っていると感じます。
どこか自分と重なる“共感”がある
ぼくが義勇さんにひかれるのは、「ちょっと不器用で、うまく気持ちを伝えられない」ところです。
完ぺきに見える柱なのに、どこかでつまずいた経験がある人間くささがあるんです。
たとえば、みんなと距離を置いてしまったり、「嫌われてない」と空気が読めないことを言ったり。
一見すると変わり者ですが、それも「まじめすぎる」からやと思うんです。
仲間を守る責任や、過去の後悔をずっと背負いながら、一歩ずつでも前に進もうとする姿に、
「ああ、自分もそうありたいな」と思わせる共感がわいてきます。
すごく強いけれど、決して完ぺきじゃない。
ひとりで抱え込みがちだけど、ほんまは優しい。
そういう“人間らしさ”があるからこそ、義勇さんって、どこか「自分と似てる」と思えるんやと思います。
だから彼の言葉や行動は、見て終わりじゃなく、ずっと心に残るんでしょうね。